ダイエット専門パーソナルジムAssembleです。
ダイエットにおいてミトコンドリアを意識したことはありますか。ミトコンドリアという言葉は高校の生物の授業などで勉強した覚えがあるかと思います。人間に限らず動物のエネルギーはすべてこのミトコンドリアが糖質や脂質などを材料として作られています。すなわち私たちの口にしたものは、すべてミトコンドリアがどれだけ働いてくれるかによって、どれだけダイエットが進むかどうかが決まってきます。
今回はそのダイエットに非常に大切なミトコンドリアを解説していき、
・そもそもミトコンドリアとは?
・ミトコンドリアを活性化する食材は?
などといった疑問を解決することができます。
1.ミトコンドリアとは
一度は勉強したはずのミトコンドリアですが、その存在自体を忘れている方も多いと思いますので今一度おさらいしておきましょう。
①全ての細胞内に数百個存在する
まず人間にはおよそ37兆個もの細胞が存在すると言われていますが、その37兆個の細胞の全てに数百個から数千個ほど存在していると言われているのがミトコンドリアです。その細胞の中でも特に活発な働きをする脳や卵巣その他内蔵などを形成する細胞内には、数千個ものミトコンドリアが存在し、大量のエネルギーを生産しています。
細胞内にはその他各やゴルジ体などの細胞小器官が存在していますが、ミトコンドリアもこの細胞小器官の一つです。皆さんの食事で摂った糖質や体の中に溜め込まれていた脂質などが、このミトコンドリアに運ばれて、ミトコンドリアがそれらを材料としてATPというエネルギーを生産しています。このATPというエネルギーによって人間・動物は生命活動を維持しています。
②ダイエットは糖質・脂質を代謝させること
ダイエットをするということは、体内の中にある糖質や脂質を分解して、ATPというエネルギーに変えて糖質や脂質を体内から燃焼させてなくすことです。
食事によって体内に蓄えられた糖質・脂質を余すことなく使っていけると、ダイエットはより効率的に進んでいきます。そのエネルギーを燃焼させてくれる工場がミトコンドリアです。
すなわち、ミトコンドリアを活性化させるということは、皆さんの体内にある糖質・脂質(体脂肪)を燃焼させてくれる工場を活性化させるということです。
どれだけミトコンドリアが効率よく働いてくれるかによって、ダイエットの効率が決まるというこのような原理を理解するできたでしょうか。
2.ミトコンドリアを活性化させる方法とは?
ではミトコンドリアを活性化させるためにはどのような食材があるのでしょうか。
① ビタミンB群
ビタミンB群は、糖質や脂質をミトコンドリアまで効率よく送り届けてくれます。ビタミンBが不足していると糖質や脂質がミトコンドリアまでうまく回らずに、燃焼しにくい体になってしまいます。ビタミンB群は、糖質や脂質をミトコンドリアまで届けてくれる高性能なトラックです
ビタミンB群が多い食材として、豚肉・鶏肉・カツオ・マグロ・オートミール・玄米・きのこ類レバーなどが挙げられます。
② マグネシウム
マグネシウムもとれるとさらに効果的です。マグネシウムは糖質をミトコンドリアまで運んでくれるビタミンB群をさらに補助する役割があります。ビタミン B 群とマグネシウムをセットで取ると、より効率的にミトコンドリアまで糖質が運ばれていきます。イメージとして、ミトコンドリアという工場にエネルギー源の材料となる糖質や脂質を、ビタミンB群というトラックに乗せて、そのトラックを優秀な運転手のマグネシウムが工場まで運んでくれる、と言ったところです。
マグネシウムが多い食品として、にがり(豆腐に含まれる)・ナッツ類・サバ・ほうれん草などが挙げられます。
③ コエンザイムQ10
コエンザイムQ10はミトコンドリア自体を強化してくれる栄養素になります。ミトコンドリアという工場を錆びないように常に新しい状態に保ってくれるというイメージです。ミトコンドリアが ATPを生産する内に、活性酸素という悪い酸素がどうしても副産物で作られてしまいます。この活性酸素によって、ミトコンドリアやその他の細胞も老化していき、機能が徐々に衰えていきます。コエンザイムQ10を取ることによって、この機能低下を防ぐことができ、ミトコンドリアをより元気な状態に保つことができます。
コエンザイムQ10は、いわし・さば・肉類・大豆製品などに多く含まれています。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。ミトコンドリアがどれだけ働いてくれるかによって、皆さんの体脂肪が燃えるかどうかが決まってきます。ミトコンドリアを活性化させるために上記のような食品を積極的に取り入れてながら、サプリメントを補っていくことも効果的です。特にコエンザイムQ10は、サプリメントで補っていく方が現実的です。ミトコンドリアの活性化を意識して、今後のボディメイクに取り組んでみてはいかがでしょうか。