八戸市のダイエット専門パーソナルジムAssembleです。
ダイエットをしてる人、これからダイエットをする人はとにかく「体脂肪を減らしたい」と思っている人がほとんどでしょう。
もちろん体脂肪が過度につくと太ってしまったり、見た目がよくなかったり、あるいは 健康上の問題が出てきたりと良くないことばかりですが、体脂肪にも生理学上の役割が存在します。
太っている人がダイエットすることはいいのですが、そこまで太っていない人が過度にダイエットしすぎようとするのはよくありません。
今回の記事では
・体脂肪の役割とは
・どれくらい体脂肪を落とすとしたら良くないのか
といった疑問を解決することができます。
1.体脂肪の役割とは
①女性ホルモンの分泌
まず体脂肪の役割として、体脂肪からは女性ホルモンが分泌されます。
女性にとっては非常に重要な役割であり、女性は体脂肪から女性ホルモンが分泌されることから、男性よりも体脂肪率が高いと考えられています。
女性ホルモンは生殖器から最も分泌されるものですが、年齢を重ねていくと生殖機能が低下しやがて閉経します。
そういった年代になると、女性ホルモンは体脂肪からしか出なくなるのですが、特にそういった更年期の年代の方が体脂肪を削りすぎると、唯一女性ホルモンが分泌される体脂肪もなくなってしまい、女性ホルモンが分泌されなくなってしまいます。
女性ホルモンは内臓脂肪の燃焼や髪質の保持、肌の潤い、血行機能の促進など女性にとって重要な役割を担っています。
更年期の女性のみならず、若年層の女性も適度な体脂肪率を保つことは非常に重要です。
②体温の保温効果
また、体脂肪には体温の維持・保温効果もあります。
これは男女共通の体脂肪の役割になります。
基本的に人間は筋肉や血液その他水分などから体温を上昇させますが、その上昇させた体温を維持してくれるのが体脂肪です。
体脂肪が少ない、体脂肪率が低すぎるとこの保温効果が低下します。
寒気からくる体調不良などが起こりやすいです。また、それに付随して体脂肪率が低いと免疫力も下がりやすいです。
風邪をひきやすい、体調壊しやすいなどの症状にもつながってきます。これはとてもメジャーであり、ほとんどの人が体脂肪率を下げすぎると風邪を引きやすくなります。
ある程度の体脂肪率・体脂肪の量は大切です。
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③衝撃の吸収・内臓保護
また体脂肪は、体の衝撃を吸収し、内臓などの保護にも役立ちます。
日常生活において衝撃を常に受け続ける状況というのはほとんどの人はないかもしれませんが(接触のあるスポーツや格闘家など)もし万が一衝撃を受けることがあれば、体脂肪は衝撃を吸収してくれるクッションにもなります。
不慮の転倒や事故など非常に少ない場面かもしれませんが、そういった有事においても体脂肪は体にとって大切な役割を持っています。
2.どれくらい痩せたらよくない?
ではどれくらい 体脂肪を落としすぎると良くないのか、痩せすぎると良くないかについて具体的に解説していきます。
① 生理不順が乱れるくらい痩せるのはNG
どれくらい痩せたら良くないか、体脂肪を落としすぎると良くないかは、女性の健康上のバロメーターとして生理不順が起きるか起きないかが1つの目安になります。
ダイエットを続けていくと、体脂肪量・体脂肪率が徐々に低下していきますが、ダイエットは普段よりも少ないカロリーで生活していくことになるので少なからず体に負担がかかります。
慎重に少しずつ体脂肪を減らして行くことがベストですが、体脂肪率が下がりすぎると女性は生理不順が起きてきます。
この生理不順が起きるぐらいのスピードでのダイエットはよくありません。
生理不順が起きると女性ホルモンが正常に分泌されなくなることもあり、適切な生理周期を保ちながらダイエットをしていくことが望まれます。
② 体脂肪率で言うと女性は18%〜29%が標準
もう一つ数字上のバロメーターとして体脂肪率が上げられます。
体脂肪率の基準は人それぞれであり、一概に当てはめることはできません。
ですが1つの目安として体脂肪率は女性で言うと、18%から29%の間が正常・標準とされています。
これよりも少ない体脂肪率になると、やはり生理不順が起こりやすくなります。
しかし先ほども言いましたが、この基準は人それぞれであり、18%以下になっても生理が普通に来る方もいれば、20%台でダイエットをしていても生理不順が起きてくる方もいます。
1つの目安として考え、自分に合った数字を見つけながらダイエットしていくことも大切です。
3.まとめ
体脂肪には様々な役割があります。
体脂肪は悪・いらないもの・少しでも減らしたいと思われがちですが、適切な量を保つことでより健康に過ごすことができます。
自分に適正な体脂肪量を保ちながら、無理のない範囲でダイエットをしていき、健康で、かつ理想の体型を保てるように頑張っていきましょう。