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【ダイエットで生理が来ない】無月経の理由は体重減少?ストレス?

「生理が来ない」「無月経になっている」とお悩みですか。もしあなたが今、ダイエットをしている・最近までしていた、すごくストレスを感じている・感じていたと、心当たりのある方はそのダイエットやストレスが無月経を引き起こしている可能性があります。
無月経はその他にも婦人科系の疾患などさまざまな原因がありますが、ここでは
・無月経はなぜ良くないの?
・ダイエットで無月経になる原因は?
・ストレスで無月経になる原因は?
といった疑問にお答えします。

 

1.月経は女性にとって必要不可欠

月経は、妊娠の希望の有無にかかわらず、正常に起きることで女性の心身の健康状態をよりよく保ってくれます。無月経の状態は女性にとって様々な悪影響を及ぼすことになります。

①妊娠できる状態を保つ

月経は妊娠の準備期間になります。
女性は子宮内で、子宮内膜を作るという妊娠の準備を1ヶ月かけて行います。そして妊娠が成立しなければ、その子宮内膜は不要なものとなり、約3日から7日をかけて子宮内膜の排出というあと片付けを行います。この、あと片付けの期間が血が出るという月経にあたります。
常に清潔な子宮内膜の状態で赤ちゃんを迎えるため、1か月に1回このようなサイクルが行われます。
無月経の状態は、この妊娠の準備とあと片付けが全く行われていない状態ですので、妊娠することができません。

②女性ホルモンをしっかり分泌させる

また、月経が正常に起きることで女性ホルモンがしっかりと分泌されます。女性ホルモンは、女性にとって心身ともに健康には欠かせない大切なホルモンです。
例えば、女性ホルモンには骨を丈夫にしてくれる・コレステロールを下げる・髪や肌に艶を与える・などの効果があります。
しかし無月経の状態で女性ホルモンが分泌されなくなってしまうと
・骨粗鬆症による骨折のリスク
・脂質異常による動脈硬化のリスク
・髪のパサつきやニキビ肌荒れのリスク
などが上昇し、女性らしさの減退につながってしまいます。

2.無月経の原因とは?

月経が妊娠希望の有無にかかわらず、女性にとって必要不可欠なものであることは理解できた思いますが、ではなぜダイエットやストレスで無月経になってしまうのでしょうか。

① ダイエットでの無月経

過度なダイエットは無月経の大きな原因になります。食べる量が少なすぎたり、体重が減りすぎたりすると、エネルギー不足に陥り脳が飢餓状態と判断し、月経を止めます。月経を起こすにも沢山のエネルギーを使いますが、まず脳が生きることを優先させ、生きていくために最低限必要な活動の方(筋肉を動かす・消化をする・体温を維持するなど)にだけエネルギーを回し、月経を起こす余裕がなくなってしまうことで、無月経になります。
これは、脳の視床下部という組織が正常に働かなくなる状態で視床下部性無月経といいます。
※無月経になる目安
・半年以内で10㎏以上痩せた
・BMI が19未満になるまで痩せた
・長期間にわたり食事制限を行なった
(上記は一例で個人差があります)
厳しいダイエットなどをしていた心当たりのある方は、体重をもとに戻すことで月経が再開する可能性が高まります。近年では10代や20代など若年層に多く、特に10代は性機能が未発達のため、少しのダイエットでも無月経になってしまうことは珍しくありません。

② ストレスでの無月経

過剰なストレスが蓄積することも月経の原因になります。
上記の脳の視床下部という組織は、ストレスに弱く、ストレスがかかり続けることで正常に働かなくなってしまいます。
ダイエットをしていなくても多くのストレスが蓄積していくことで、脳の視床下部がうまく働かなくなってしまい無月経となります。
ストレスが原因の無月経も視床下部性無月経にあたります。
無月経になる出来事の例
・受験で精神的に追い込まれた
・職場で人間関係がうまくいかない
・家族友人恋人とトラブルがあった
・大切な人を亡くした
現代は昔に比べて社会がものすごく発達する反面、ストレスを受ける機会が多くなっていることも事実です。こういったストレスは自分だけの問題ではなく、一人で解決することが難しい問題です。ある程度の時間が必要なのと、自分で少しでも解消できることがあれば、焦らずに少しずつ取り組んでいくことが大切です。

3.無排卵月経とは?

ダイエットやストレスで視床下部性無月経の人は、排卵が起きていない可能性が非常に高いです。
本来、卵巣の中でしっかり成長した卵子が、子宮の中に移動してくることを排卵と言います。
しかし、ダイエットやストレスが過剰になると、卵巣内で卵子が成長できなくなり、排卵が起きなくなってしまうことがほとんどです。この排卵が起きないことを無排卵と言います。
自然に妊娠するためには子宮内での受精が必須になりますが、排卵が起きないと受精することができないので妊娠はできません。
子宮内膜が剥がれ落ちる月経が起きていても、無排卵の状態であれば妊娠出来る月経ではないので、正常に排卵が起こる食生活や生活習慣の改善が必要です。
過剰なダイエットやストレスが無い状態の生活を続け、排卵が起こるようになるまで気長に待ちましょう。
排卵が戻ってくれば自然に月経が回復する可能性も高まります。
排卵が起きているかどうかのチェックは基礎体温を測ります。毎日基礎体温を付けていく中で、ある日を境に体温が0.3℃から0.5℃ほど上がる日が続けば、排卵がきている可能性が高いです。一般的には、月経が終わってから10日から14日前後のタイミングで排卵が起き、体温が上がるケースが多いです。

4.無月経を改善させるために

ダイエットやストレスでなってしまった無月経を改善させるためには、食生活や生活習慣の改善が必要になります。
ただ無月経は視床下部性以外にも、婦人科系の疾患などでなっている場合もありますので、3ヶ月以上の無月経が続く場合は一度病院を受診することをお勧めします。
ダイエットやストレスによる視床下部性無月経は、薬による治療も大切ですが、食事や生活の改善が非常に大切になってきます。

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