
目次
1.甘い物は脳内麻薬が出やすい?
①甘い物を食べると快楽ホルモンが脳から分泌されやすい
人間は自分の好きなことや楽しいと思うことをすることによって、快楽ホルモンと呼ばれる、高揚感が出たり、楽しくてやめられないという気持ちになる神経伝達物質が分泌されることが分かっています。その中でも、甘いものを食べることによってベータエンドルフィンという物質が脳内から多く分泌されると言うデータがあります。 ベータエンドルフィンは快楽ホルモンの一種で、高揚感を出したり楽しいことを脳内に記憶し、依存性が高まる作用があるとも言われています。これは麻薬の依存性を高める、モルヒネと似た物質であるということも研究で分かっています。
②女性はβエンドルフィンが出やすい?
快楽ホルモンで依存性が出やすいとされるベータエンドルフィンですが、実は女性が甘いものを食べることによってベータエンドルフィンが出やすいという研究があります。 男性よりも女性の方が甘いものを食べた時に出るベータエンドルフィンの分泌量が高いと言うデータもあり、現時点でそれがどんな理由なのかは解明されていないのですが、このデータを見ると男性よりも女性の方が甘いものが好きな人が多いというイメージにつながっているのも納得できそうです。スイーツが好きな女性が多いのもこのデータと関係があるかもしれません。
2.甘い物を太らずに食べる方法は?
上記のような理由から、特に女性の方が甘いものが食べたくなりやすいということが考察できますが、我慢し続けてストレスが溜まりダイエットが続かなくなってしまうと、なかなか成功しません。たまに甘い物を取り入れながら食事管理して行くのも一つの手かもしれませんので、今回はその方法を紹介します。① 1日のカロリー内であれば、たまにOK
まずダイエット中でも甘いものを取り入れる方法として、1日のカロリー内の範囲内であればOKという考え方です。 例えば、昼ご飯の糖質量は、おにぎり一個までと管理しているとします。おにぎりは一個で、約糖質量が35g程度、カロリーにすると170kcalほどあると言うのが一般的です。しかし、この日はどうしても甘いものが食べたいと考えているのならば、おにぎりを我慢してその代わりに大福を一つ食べるという感じで、1日の食べられる糖質量やカロリーを超えないように調整していくという方法です。 おにぎりも食べて、なおかつ大福も食べるとカロリーや糖質量がオーバーしてしまい、ダイエットはなかなかうまくいきませんが、おにぎりの代わりに大福を食べることによって1、日の糖質量やカロリーはいつも通り保つことができます。1日の食べられる量の範囲内でうまく調整していくと極力太りにくく甘いものを食べることができます。 ただし毎日食べると依存性が高まってしまいますので、週に1.2回程度にしていきましょう。② 食べるならできるだけ早い時間にする
先ほどのおにぎりの代わりに甘いものを食べるというような方法も、食べる時間帯に注意します。この方法も夜遅い時間になってしまうと、食べたものが消費されずそのまま体脂肪になってしまう可能性が高くなるので、甘いものを食べる日を作ったとしても、なるべく朝や昼、遅くても夕方までには食べて夜や寝る前などはできるだけ控えましょう。